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心房細動ってなに?

心房とは心臓の血液を貯める場所であり、
心房細動とは「心房が細かく動く」という意味です。

 

リズム的には、
トン トン トンが正常なら

 

ト、トン トン ト、トン というのが心房細動です。

 

これは心房の興奮が、
心臓の洞結節からの正常な電気信号で始まらず、
心房内で発生する1分間に350回以上の不規則な電気信号によって
心房全体が小刻みに震え、
心房の正しい収縮と拡張ができなくなる不整脈です。

 

症状は、動悸、息切れ、脈が速くなる、脈がバラバラになる、
などですが、まったく無症状の場合もあります。

 

心房細動の持続時間も人によって違います。

 

発作的に数分から数時間、心房細動が起き、
自然に正常に戻る人もいれば、
一年中、心房細動のままの人もいます。

 

発作的に生じるものを「発作性心房細動」
慢性的に心房細動のまま持続しているものを「慢性心房細動」
と呼びます。

 

慢性心房細動をさらに区分して、
1週間以上持続しているものを「持続性心房細動」
1年以上持続しているものを「永続性心房細動」と呼びます。

 

心房細動は、発作性心房細動として生じ、
数年経過後、慢性心房細動に移行することが多いとされています。

原因は?

心房細動は、心臓の加齢現象と考えられています。

 

その他の原因は、アルコール、睡眠不足、精神的・肉体的ストレス、
肥満、脱水です。

 

また、甲状腺機能亢進症、肺疾患、心臓病、
高血圧、糖尿病などの病気が原因となることもあります。

 

心房細動が、直接生命に危険を及ぼすことはありません。
ですが心房細動は、
脳梗塞や心不全を起こす原因として知られており、
間接的に生命に悪影響を及ぼすといえます。

 

心房細動が起こると心房の中の血液がよどみ、
血栓(血液の塊)が生じることがあります。

 

この血栓が血流にのって脳の血管で詰まると脳梗塞を起こします。

 

心房細動の人は、健康な人より脳梗塞が5倍多いとされています。

 

また、心房細動による脳梗塞は、
血栓が脳の血管の根元で詰まることが多いので、
半身まひなど重症になりやすいとされています。

 

心房細動が起こす、もうひとつの重大な病気が、心不全です。

 

心房収縮がなくなり、
ポンプである心室の拡張期に十分血液が満たされなくなると、
心臓の機能が低下し、
全身に送られる血液量が減少してしまう可能性があります。

 

全身に必要な血液量が送られなくなった状態を心不全と呼びます。
「心臓の機能不全」という意味です。

 

心不全が生じると、息切れ、夜間横になると苦しい、
肺に水がたまる、脚がむくむなどの自覚症状があらわれます。

 

もっとも、すべての心房細動が、
脳梗塞や心不全の原因になるわけではなく、
心房細動の他の要因によって、起こりやすさがかわってきます。

 

脳梗塞を起こりやすくするのは、心不全、高血圧、糖尿病、
75歳以上、過去に脳梗塞や一過性脳虚血発作を起こした、
といった危険因子です。

 

心不全については、心臓病を持っている方、心拍数・脈の速い方
に多いとされています。

 

心房細動の治療は、まず、
原因となる病気の治療や日常生活の是正を行います。

 

また、脳梗塞の発症率が高いと予測される場合、
血液を固まりにくくする薬を服用して、脳梗塞に対する予防を行います。

 

現時点で、心房細動を確実に根治する治療法はありません。
心房細動そのものに対する治療は、症状を抑える目的で行われ、
大きく分けて 

 

@心房細動のまま脈拍数をコントロールする
A心房細動の発生を予防する
Bカテーテルによる治療

 

の3つです。

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