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発作性上室性頻脈(ほっさせいじょうしつせいひんみゃく)は
別名、発作性上室性頻拍(ほっさせいじょうしつひんぱく)ともいいます。

 

症状としては、突然脈拍が速くなり(1分間に100〜250回)、
しばらく続いたあと突然止まります。

 

ほとんどの人が、動悸や、胸部の違和感を自覚症状として感じます。

 

症状は比較的強く、動悸が起きたときは安静が必要ですので、
日常生活に支障がでる場合があります。

 

ただし、生命に関わることはまずありませんのでご安心ください。

 

発作性上室性頻脈は、
心臓の拍動を行わせる神経からの電気信号の伝わり方に
異常があるために起こります。

 

その多くは「WPW症候群」が原因とされています。

原因は?

正常な心臓では、自分の持つペースメーカーから自発的に
電気興奮が起こり、これが血液を貯める心房に伝わります。

 

その後、1本の電気経路を通って、ポンプである心室に伝わります。

 

その結果、
トン、トン、トンと規則的なポンプ活動が行われます。

 

発作性上室性頻脈の場合、1本であるはずの電気経路が
2本(場合によっては2本以上)あることにより、
心室に伝わった電気興奮が、
余計なもう1本の電気経路を逆流し、再び心房に伝えられます。

 

その後、電気興奮は再び正常な電気経路を通って、
心室に伝えられます。

 

このように、正常な場合より、電気興奮が心房と心室をぐる
ぐると余計に往復するため、脈が速くなるのです。

治療方法

治療方法は、大きく分けて薬物治療とカテーテルによる治療
(カテーテルアブレーション)の2種類があります。

 

薬物治療は発作の頻度が低い場合には、
発作が起きたときに抗不整脈薬を飲んだりします。

 

薬の効果が現れるまで、30分から1時間かかり、
その間は安静にしておかなければなりません。

 

発作の頻度が高く、発作を予防したい場合は、
定期的に薬を飲んだり、都度、病院へ行って注射で発作を止めます。

 

ただし、飲む薬の効果は60〜70%と言われており、
長期服用による副作用も考えられるため、
最近ではカテーテルアブレーションをすすめられる場合が多いです。

 

カテーテルアブレーションとは、原因である余計な電気経路を、
脚の付け根などから挿入したカテーテルを使って焼き切る手術です。

 

患者の負担が少ない手術で、成功率も高く、
発作が二度と起こらなくすることができます。

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