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心房粗動ってなに?

心房粗動(しんぼうそどう)とは、心房が1分間に250〜350回と
心房細動より低めで、
一定の頻度で興奮・収縮する不整脈のことです。

 

多くの場合、決まった回数で収縮するため、
脈拍数も一定になることが多いようです。

 

症状は心房細動と同じで、動悸や息切れですが、
無症状の場合もあります。

 

症状は心拍数の高い人に出やすいようです。

 

心房粗動は、突然始まり長時間続くことが多いようです。

 

自然に止まらないことも多いため、
すみやかに止める場合には直流通電による電気ショックを行います。

 

心房粗動の患者数は、
心房細動の約10%程度と考えられていて、
年齢が上がるにつれて、発生率は増加します。

 

また、心房細動と心房粗動の両方を同時に持っている場合も
少なくありません。

 

心房細動を抗不整脈薬で治療すると、
正常にならずに心房粗動に変わってしまう場合も多く見られます。

 

心房粗動と生命の関係は、心房細動の場合と同じです。

 

直接命に関わることはありませんが、
脳梗塞や心不全を起こすことで、間接的に悪影響を及ぼします。

 

治療の面では、心房細動と大きく異なります。

 

心房粗動は、抗不整脈薬という薬での治療効果が極めて低い一方、
カテーテルによる治療(カテーテルアブレーション)によって
高い確率で根治できます。

 

そのため、ほとんどの場合、カテーテルによる治療が行われます。

 

心房粗動のほとんどは、
右心房が発生部位であることがわかっています。

 

静脈から挿入したカテーテルは、すみやかに右心房に到達でき、
低温やけどを作る部位も1ヵ所ですみます。

 

通常、局部麻酔ですみ、1〜2時間で根治できるのです。

 

成功率(根治する確率)は90%以上で、重い副作用の発生率は
0.2%程度です。

 

心房粗動だけの方は、カテーテルアブレーションで根治しますので、
その後の治療や管理は不要となります。

 

この点が心房細動に対するカテーテルアブレーションと
大きく異なります。

 

ただし、長期的に見ると、心房粗動の治療後に
心房細動を発症することがありますので、
定期的に検査は受けたほうがよいでしょう。

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